留学は人生の中で生涯忘れられない貴重な体験の一つになることでしょう。このコーナーでは、留学を通じて得た様々な体験や感想を日本人留学生の皆様に伺っています。留学で得た楽しい経験や大変なこと、海外生活で学んだことなどを写真を交えてお話していただいています。今回はカリフォルニア州のミラコスタカレッジに留学中の樋口さんのお話です。
MiraCosta College (カリフォルニア州)
樋口舞美さん
将来はコミュニケーションを支えるようなお仕事をしていきたいです。
現在留学されている学校について教えてください。
カリフォルニア州サンディエゴ郡のオーシャンサイド市にある公立の短期大学、ミラコスタカレッジに通っています。キャンパスから海を眺めることのできる環境のとてもよい学校です。ビジネス、ホスピタリティ、心理学、バイオテクノロジーなど多くの学部がありますが、私はコミュニケーションを専攻しています。
オーシャンサイド市はどのような街ですか?
オーシャンサイド市は名前の通り、美しい海に囲まれていて、朝夕の寒暖差はありますが温暖でとても気候のよい所です。ビーチにはよく一人でいきますが、サーフィンの名スポットとしても知られているので、サーフィンをするルームメイトともたまに一緒に出かけています。いなかなので基本的にのんびりしていてリラックスできます。夕陽もとてもきれいですよ!
英語はもともと、お得意だったのでしょうか?
中学生の時はどちらかというと英語は苦手でした。高校生になってから色々なきっかけで英語に興味をもつようになりました。そのうちの一つが英語のスピーチコンテストでした。英語をフルーエントに人前でしゃべれるようになったらかっこいいなと思い、一生懸命スピーチの練習をしてコンテストに臨んだところ、優勝することができました。その後、校外のコンテストを目指して本格的に英語の勉強をするようになりました。ALT(アシスタントイングリッシュティーチャー)に教えてもらっていたのですが、ALTの言っていることをちゃんと聞きとれて、理解できるようになりたいと思ったのも英語を勉強する大きなモチベーションでした。
アメリカへ留学した理由は?
英語に関心が高くなってから、英語を使ってお仕事をすることが将来の私の夢になりました。将来は英語も使って仕事をすると決めたので、英語をフルーエントにしゃべれるようになるためにはアメリカに行かなければ!と思ったわけです。また、高い大学の授業料を払うなら、日本ではなくてアメリカでしっかりと勉強をしたいと考えたのも留学を決心した理由の一つです。
なぜサンディエゴのミラコスタカレッジに決めたのでしょうか?
留学をするなら暖かい場所がいいなと漠然と考えていました。自分でもインターネットなどでアメリカの大学について調べたりしたのですが、最終的には留学エージェントに相談してミラコスタカレッジに決めました。実際に留学してみて、この学校にしてよかったと思っています。
専攻をコミュニケーションにした理由は?
人と話すことが好きだったことと、将来はメディアなど英語でのコミュニケーションを活かせる仕事をしたいと思っていたので、コミュニケ―ションに専攻を決めました。コミュニケーションのクラスはとても楽しくて、たくさんのことをいま学んでいる最中です。
Youtubeで自分の番組をつくって情報を発信していますが、始めたきっかけは情報発信の他に、自分の英語やコミュニケ―ションスキルをチェックし向上させたいと思ったことです。回を重ねるごとに余裕もうまれ、上達してきているのではないかなと思います。(笑)内容は、留学生としてのアメリカでの生活や学校生活について。自分でこちらで暮らしていて面白いなと思ったり、こちらに来て初めて知ったことで知っておいたらとても役に立つ情報をシェアさせていただいています。。少しでもみなさんのお役に立てれば嬉しいです!
これまでに印象深かったクラスは何ですか?
先期のセメスターでインターカルチュラル・コミュニケーションというクラスをとったのですが、とても印象深かったです。教科書を読んできてからディスカッションをするというクラスですが、文化などバックグラウンドの違うクラスメイトのお話を聞くことができました。イスラム教を信仰するクラスメイトからはターバンを着用する意味などを教えてもらったり、とても興味深いお話しを聞くことができました。世界には様々な文化がありますが、クラスを通じてまずはそれぞれの文化の基本を知ることが大切だと思いました。共感することもたくさんありましたし、初めて聞くことも多く、クラスを通じて客観的にたくさんのことが学べてよかったと思っています。
コミュニケーション以外のクラスはいかがですか?
ソシオロジー、宗教学、心理学、フィルムなど色々のクラスをとっています。どのクラスも自分の興味のあるコミュニケーションを深く理解するために、とても役立っています。一見、バラバラのように思える学問ですが、コミュニケーションというフィルターにかけて見ると、すべてがつながっていくので、とても不思議な感じです。
学校の授業以外の活動を教えてください。
学校ではピアリーダーをしています。オリエンテーションのお手伝いや、インターナショナルオフィスに決められた時間に滞在し、インターナショナル生がわからない事を教えたり、学校生活に必要な情報を伝えたりすることで、なるべく学校生活がスムーズにいくようにサポートしていくのが主な仕事です。英語に慣れていない留学生も多いので、熱心に聞いてあげたり、フレンドリーに接するよう心がけています。チャレンジングなお仕事ですがとても楽しいです。また、日本語のチューターとしてもキャンパスで働かせていただいています。
大学構内の中で、お気に入りの場所を教えてください。
図書館の2階の窓側の席が好きな場所です。改装した図書館はとてもきれいで快適です。暖かい日差しを感じながら、勉強しているととても気持ちがよいです。また、大きな窓からキャンパスの景色も見えるので、気分転換をしながら勉強できるので、とても心地のよい場所です。
留学を通じて学んだことは?
留学して本当によかったと思っています。アメリカ人はよく勉強するといわれていますが、中には勉強しない人もいます。何でも自分の目で見たり、聞いたり、体験してみなくては本当のことはわからないということを日々感じています。
コミュニティカレッジでは私のように若い年代の人達もたくさんいますが、リタイヤした年配の方やお子さんのいる方など様々な年代の人達が学んでいます。年代の違う人達の経験談を聞くことはとても楽しいですし、ためになります。また、こうしたバックグラウンドの違う人達と一緒に勉強することによって、自分の視野も広がってきたように思います。
留学をして変わったなと思うことはありますか?
以前は無意識に人をジャッジしたり、自分とは反対の意見をもつ人や、意見の合わない人とは、一線を引いてしまっていたように思います。色々な人との関わっていくうちに考え方が変わってきて、自分とは反対の意見をもつ人でも話をよく聞くようになったり、相手を理解しようと努めるようになってきました。留学をしてから自分自身のことを考える時間も多くなったように思います。
将来はどのようなお仕事をしたいですか?
メディアのお仕事で、できればテレビのレポーターやインタビュアーなど人と関わることのできるお仕事がしたいと思っています。人と人との間に立って、コミュニケーションを支えるようなお仕事をしていきたいです。
樋口さんのYoutube: youtu.be/itmrz9j8Xac
〔取材・文〕
QUICK USA, Inc.
菰田久美子
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