新型コロナウイルスのパンデミック発生から2年が経過しました。すでに耳にされている方も多いかもしれませんが、アメリカの労働市場では自ら会社を退職する従業員が続出する「大退職時代」が到来し人材難が続いています。今回の記事では、なぜ「今」アメリカで転職をするべきなのかを、詳しく掘り下げてご説明させていただきます。
大退職時代とその影響を受ける現在のアメリカの求人市場
米国労働省発表の求人労働異動調査(JOLTS)によると、2021年8月に自ら会社を退職した労働者の数は月間で400万人を超え、調査開始の2000年以来、最高の離職率に達しました。
この現象はテキサスA&M大学のアンソニー・クロッツ准教授により「Great Resignation(グレート・レジグネーション)」と命名され、日本語では「大退職時代」や「大量自主退職時代」などと呼ばれています。この離職傾向はその後も続き、アメリカ労働統計局のデータによると、退職者数が400万人以上いた月が、2022年2月には連続9カ月目となっています。一方で同じ2月でも雇用状況は好調で、670万人の労働者が新しい仕事に就いています。これは退職者数よりも多く、労働者が転職していることを意味しています。
つまり、一部の労働者は、現在の仕事を辞めても他の職場でよりよい待遇で働くことができると気づいたのです。そのため雇用主は退職者の増加に伴う人手不足から労働力の維持に奔走することを余儀なくされています。Indeed Hiring Labの経済調査ディレクターであるニック・バンカー氏は「2021年の夏から始まった労働力への極めて高い需要は今なお続いており、労働の機会が生まれている」と、語っています。
このように大退職時代の波を受けて現在のアメリカ労働市場は深刻な人手不足に陥っており、転職、就職に絶好の機会が訪れているといっても過言ではありません。
それでは、具体的になぜ「今」転職をした方がよい理由を詳しくみていきましょう。
アメリカで「今」転職するべき5つの理由
1.退職者が多いため求人のオープニングが増えている
大退職時代の影響で、労働市場は圧倒的な売り手市場が続いています。ポジションのオープニングも増加しているので、今まで獲得しにくかった人気のあるポジションや競争の激しいポジションを獲得できる可能性も増加しています。また、求職者は仕事を選ぶ余裕があるので、大胆なキャリアチェンジも不可能ではありません。今後のキャリアを考えて今までとは異なる職種にチャレンジしてみるのもよいかもしれません。
2.人手不足のため給与アップや、ボーナス、よりよい福利厚生が期待できる
人手不足から企業の人材争奪戦はヒートアップしています。従来より高い給与での募集や、新しい社員を誘致するために契約金(採用時のボーナス)を提供する企業も見うけられます。さらに福利厚生を充実させるなどして、人材を獲得しようとする企業も現れています。ですから、特に優秀な人材であれば、転職をしたほうが昇給を待つより、給与がより高くなる可能性があります。
3.キャリアアップのチャンス
売り手市場のため、同じ業種や職種でも、より将来性が見込める企業に転職したり、役職に就いて管理職になるなど、現在よりランクの高いポジションを獲得することが、従来より可能な状況になっています。また、待遇やポジションだけではなく、仕事内容についても、より幅広く責任があり、やりがいのある仕事を獲得しやすくなっています。そうした仕事につくことで、さらに仕事の能力や専門性を磨き、社会的に市場価値の高い経験を重ね、経歴により磨きをかけることが可能となります。
4.ワークライフバランスがとりやすくなる
大退職時代に立ち向かうため、多くの企業がコロナ禍で得た教訓をもとにリモートワークやハイブリッドワークで他社との差別化を図り、優秀な人材を確保しようとする動きが増加しています。リモート勤務の可能なポジションであれば、場所にしばられず仕事探しができるだけでなく、仕事と育児や介護、趣味や学習、休養や地域活動などといった仕事以外の生活との調和をとり、その両方を充実させるワークライフバランスのとれた生活を送ることが可能になります。
また、完全リモートではなくてもフレックスタイム制や週休3日制などを導入している企業も増加中なので従来よりも理想のワークライフバランスを実現させるチャンスです。
5.新たな人間関係をつくったり視野を広げることができる
転職先の業態や規模に関わらず、新しい場所で働くと、新しい出会いにより人脈と視野が広がります。また、新しい職場で以前と違ったり、今まで自分の知らなかった仕事の取り組み方や考え方を知れば、働くうえでの大きな刺激になり自分の人生をよりよく充実させることができます。現職での人間関係や仕事の取り組み方に不満のある方だけでなく、新たな人間関係を求めている方や、多様な価値観にもっと触れていきたい方には絶好のチャンスといえます。
今回は「大退職時代」の影響をうけ、人手不足に悩まされるアメリカ求人市場でなぜ「今」転職すべきなのかを、詳しく掘り下げてご説明させていただきました。ぜひ、参考にして、このチャンスを逃さずに理想のお仕事を獲得してください。
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