アメリカで、がんばれ留学生!【第4回】正田真教さん BARUCH COLLEGE (ニューヨーク州)

 

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留学は人生の中で生涯忘れられない貴重な体験の一つになることでしょう。このコーナーでは、留学を通じて得た様々な体験や感想を日本人留学生の皆様に伺うコーナーです。留学中の楽しかったこと、辛かったこと、海外生活で学んだことなどを写真を交えてお話をしていただいています

QUICK USA「ハタラク」アメリカ留学生インタビュー

BARUCH COLLEGE 正田真教さん

【第4回】

正田真教さん

留学されている大学:BARUCH COLLEGE (ニューヨーク州)

https://www.baruch.cuny.edu/

 

 

日本の優れた技術や製品を、世界の人に知ってもらえるような、仕事をすることが今の自分の夢です。

 


留学されている学校について教えてください。

私は現在、ニューヨーク市立大学のバルークカレッジのジックリンビジネススクールでビジネスを勉強しています。専攻はアントレプレナーシップで起業家のコースです。ジックリンビジネススクールはビジネススクールとして全米でのランクは高く、アメリカ人だけではなく世界の色々な国から留学生が集まっています。私がこれまでとってきたクラスは、マネジメント、会社設立、法律、マーケティングリサーチ、オーガナイゼーショナルビヘイビアなど会社経営に関わる内容です。現在のアッパークラスではプレゼンテーションを行った後、生徒とディスカッションをするクラスも多くあります。例えば、今年の夏にとったビジネスプランのクラスでは、スタートのビジネスのプランの作成から5年後、10年後の将来を見据えてビジネスをどうワークさせていくかをプレゼンしました。クラスは15人~20人程度のスモールクラスで、プレゼンの後のディスカッションでは他の生徒がプレゼン内容を細部にわたって活発に質問をしてきます。的確に答えるためにプレゼン前には世の中の経済情勢やトレンドなど時間をかけてリサーチを行い準備をしました。バルークカレッジは社会人の生徒も多いので、机上の論理だけではなく非常に実践的で中身の濃いクラスが多いです。

 

バルーク大学 ジックリンビジネススクール

BARUCH COLLEGE  ジックリンビジネススクール


どのようにして、現在の大学を選びましたか?

留学は高校時代から考えていましたが、日本の大学にまずは行ってから留学をしようと考えていました。大学合格の報告で高校3年生の時の担任の先生に会いに行った時に「お前は日本の大学におさまるタイプではない。早いうちに海外へ行ったほうがいい」と言われました。先生は所属していた野球部の顧問でもあったので、高校1年生の時から自分のことを見てきてくれていた先生でした。野球部では上下関係はありましたが、先輩やリーダーに対しても自分の意見を発言してしまうタイプでしたので、先生の目から見て他の生徒とは少し違って見えていたのかも知れません。先生は外資系の企業で働いた後、高校の英語教師になったというユニークな経歴の方で、とても尊敬していました。先生からのアドバイスは本当に自分のためを思って言ってくれているのだととても嬉しく思いました。その時の先生の言葉を受けて、留学を早めるために大学と並行して英語の専門学校に夜間通い英語を勉強しました。その学校はアメリカ、オーストラリア、イギリスの大学と提携しており、英語力がアメリカの大学に入学できるレベルに達すると提携校に進学ができるというシステムを持っていました。通い始めてから1年後にアメリカの大学の入学レベルに達しましたので、学校のカウンセラーとの面談・相談の上、ニューヨークの州立大学オネオンタ大学に留学することに決めました。選んだ理由は、留学先ではビジネスを学びたいと考えていましたのでビジネスに強いこの学校を選びました。オネオンタ大学はニューヨークの北部、州都のアルバニーの近くにある大学です。留学してすぐにアメリカ人の友人もでき、英語も上達することができました。大学は州立大学のために学費なども比較的安めでしたが、学校のカリキュラムはビジネスと言っても経済に特化しており、自分が勉強したい方向とは少しズレを感じました。また、アメリカでは企業の人など色々な人との出会いも期待していましたが、マンハッタンに行くには5時間くらいかかるので、マンハッタンにあるバルークカレッジに転校することにしました。

 

バルーク大学ジックリンビジネススクール2

BARUCH COLLEGE  ジックリンビジネススクール


留学前と留学後で思っていたことと違うことはありましたか?

留学前はアメリカ人は勉強に対してあまり熱心ではないと思っていました。ところがアメリカで学校に通ってみると、そうした考えは間違っていることに気づきました。多くのアメリカ人は勉強に対してとても真面目に取り組みます。学校の図書館は常に勉強している学生で混雑しています。私はアメリカで2つの学校を経験していますが、どちらの学校でも状況は同じでした。アメリカでは大学に入るのは簡単ですが、卒業するのは難しいと言われていますが、学生は本当によく勉強します。勉強しなければ卒業ができないということを身をもって経験しました。また、現在の学校では夜間のクラスをたくさんとっているということもあるかと思いますが、社会人の方も多く通っています。みなさん良い成績をとるために必死です。大学での成績が良ければ良いほど就職や転職で有利になるので真剣なのだと思います。私は1年間日本の大学に通っていましたが、相対的に見てアメリカ人の大学生の方が勉強に対する姿勢は真面目のように思います。

 

バルークカレッジ校舎

バルークカレッジ校舎


キャンパスの中で、お気に入りの場所を教えてください。

大学はマンハッタンの街中にあるため庭などはなく校舎のみです。自分が気に入っている場所は2ヵ所あります。まず一つ目は、ジックリンビジネススクールの校舎の8階にあるパブリックスペースです。ガラス張りの開放的な場所で、授業の合間にリラックスしたり休憩したい時によく訪れています。心地よいカウチも置かれていて、授業がない時には生徒も少なく静かでゆっくりできます。二つ目は同じ校舎内の地下3階にあるパブリックスペースです。プールの隣にある空間で机も置いてあるので勉強することもできます。また、静かで落ち着けるので仮眠をとったりする時にも利用しています。大学の3つの校舎はすべてマンハッタン内にありますので、授業の合間でもちょっとした買い物にも行けるので本当に便利です。

 

バルークカレッジ・パブリックスペース

パブリックスペース


学校以外ではどのようなことをされていますか?

昨年より、日本人の学生の団体、NYJSA(ニューヨーク日本学生会) に所属しています。日本人留学生の就活支援やイベントを通じて留学生同士、現地の人達との交流を目的に留学生主導で運営している団体です。CUNYの学生が中心ですが、原則として毎週行われるミーティングに参加できる東海岸に留学している日本人の方であれば誰でも入会できます。活動の一つである就活支援では、企業の会社説明会の協力や就活に役立つセミナーの企画・開催をしています。また、ジャストフォーファンというイベントでは食事会などを開催し、留学生同士の親睦を深めたり海外生活を楽しむ機会も提供しています。また、ニューヨークで働いている社会人の方の野球チームにもメンバーとして参加させていただいています。野球は中学では軟式を、高校では硬式野球をしていました。中学生の時には市の選抜チームで全国大会で優勝したこともあり、千葉県選抜チームで浦安で開かれた世界大会にも出場したことがあります。学校の勉強だけではなくスポーツをすることで、健康管理や気分転換をはかっています


留学を通じて学業以外で学んだことは何ですか?

「偏見を持たないこと」です。アメリカに来る前は様々な国の人に対して、固定概念を持っていました。いわゆるステレオタイプをそのまま信じていました。ところが実際に話してみるとステレオタイプにあてはまらない人の方が多いということに気がつきました。アメリカに来てから、人は実際に話してみないわからないということを学びました。また、日本を離れて海外に暮らしてみると日本の良さが見えてきます。大学のクラスでは、時々教授が日本の企業を例に挙げて講義を進めることがあります。日本や日本の企業の海外での位置付けや世界からどのように見られているかを知ると誇らしく感じることがあります。クラスメートとのスモールトークでも日本の企業について話したり、意見を求めれることも度々あります。また反対に、海外で暮らしていると日本や日本人の悪い点なども見えてきます。日本という国や企業の話はよく聞きますが、残念ながら世界に影響を与えるような日本人はまだまだ少ないように思います。アメリカ人は自分の意見を必ず述べますし、「お前はどう思う?」と必ず聞いてきます。彼らと対等にディベートできるような日本人は国内に果たしてどのくらいいるのかとたまに考えてしまうことがあります。語学力の問題だけではないように思います。


将来、どのような仕事に就きたいですか?

大きなところでは「日本のために何かをしたい」と強く思っています。そのためにも外資系の会社ではなく、日系企業で働きたいと思っています。父が製造業という影響もあるかと思いますが、メーカーで将来は働きたいと思っています。またできれば、消費者が直接使う製品を製造している会社よりは、社会のインフラで使用されるような製品をつくっている会社に就職したいと思っています。インフラを支える部品や製品などです。アメリカに来てから、色々な方と出会い、プラント等で普段自分達が直接目にすることのない場所で日本の優れた技術が支えているということを知る機会がありました。社会を支えるインフラで日本の高度な技術がもっと採用されるようになれば嬉しいと思っています。日本の優れた技術や製品をもっともっと、世界の人に知っていただけるような仕事をすることが今の自分の夢です。


〔取材・文〕
QUICK USA, Inc.
菰田久美子

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