ニューヨークではロックフェラーセンターのクリスマスツリーの点灯式も終わり、本格的なホリデーの季節となりました。最近では最低気温が零下の日も増え、朝早く起きるのが辛くもあります。寒い冬の週末には美術館や博物館で過ごすのがよいですね。以前の記事でもご紹介させていただいたメトロポリタン美術館やニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスなどもおすすめですが、今回はマンハッタンのダウンタウンにある「フランシス・タバーン博物館」というレストラン＆ミュージアムをご紹介します。
「フランシス・タバーン博物館」ではフランシス・タバーンが果たした歴史的な重要な役割を紹介する貴重な資料が展示されています。アメリカの独立記念戦争やアメリカの初代大統領のジョージ・ワシントンの貴重な資料も数多く展示されています。建物の一階はレストランになっていて現在でも営業しています。そしてビルの２階と3階が博物館になっています。博物館を見学した後に、レストランでお食事をしたり、バーでお酒を飲みながら、アメリカの建国の歴史を振り返ってみるのもよいですね。
１．フランシス・タバーン博物館の基本情報
【所在地】
54 Pearl Street, New York, NY 10004
http://www.frauncestavernmuseum.org/
Phone:212-425-1778 (Museum)
Restaurant:212-968-1776
【開館・閉館時間】
月曜日～金曜日 ：12:00 pm ～ 5:00 pm
土曜日＆日曜日 ：11:00 am ～ 5:00 pm
※2018年の休館日は、1月1日、サンクスギビングデー（11月22日）、12月25日となります。
【行き方】
・地下鉄R/NのWhitehall St/South Ferry駅下車
・地下鉄4/5番線でBowling Green駅下車
・地下鉄１番線のSouth Ferry駅下車
【入館料】
大人 7ドル
シニア（65歳以上） 4ドル
学生 （ID) 4ドル
こども（6-17歳） 4ドル
こども（5歳以下） 無料
ミリタリー （ID) 無料
※グループチケットについては直接お問合せください。
２.フランシス・タバーン博物館の見どころ
「フランシス・タバーン」はニューヨークのマンハッタンのファイナンシャル・ディストリクトにあります。証券取引所などのある金融街のウォールストリートのすぐ近くです。「フランシス・タバーン」はアメリカ独立戦争前から戦後にかけて、政治的に大きな役割を果たした建物で、博物館ではその時代の貴重な資料を見学することができます。ビル自体は火災などで何回も立て直されていますが、歴史的な舞台となった場所がこうして今も保存されていることは、とても素晴らしいことですね。
独立戦争中にはジョージ・ワシントンの本営として、またイギリス軍との和平交渉の会議が行われた場所として「フランシス・タバーン」は利用されました。また独立戦争後は、アメリカ合衆国の首都が１７９０年１２月６日にニューヨークからフィラデルフィアに移るまで初期の連邦政府のオフィスなどが設置されていたそうです。
現在、この建物の一階はレストラン、２階、３階は博物館となっていますが、訪れたときは２階のみが一般公開されていました。この博物館の見どころはたくさんありますが、一番のおすすめは英国軍が軍隊をニューヨークから撤退させたあと、ジョージ・ワシントンが米国の士官を招き祝宴をあげた「ロング・ルーム」です。大陸軍の士官の功労をねぎらい、感謝の言葉を残した「カメ肉の祝宴」が開催された部屋の再現です。前年ながら撮影は許可されておらず写真をお見せすることはできませんが、この部屋では係の方の説明があり、見学者の質問にも答えてくれます。
博物館には「フランシス・タバーン」に関する貴重な資料などが展示されていますが、ジョージ・ワシントンの所有物なども保存、展示されています。下記の写真はジョージ・ワシントンの毛髪だそうですが、本物であるかどうか定かではないそうです。
独立戦争中、女性は子どもの世話や家を守るために残り、男性のみ戦争に参加した家庭が多かったそうですが、ご主人について戦場に赴いた女性もいたそうです。食事の支度をしたり、戦争で戦う男性たちに水を補給するなど、勇敢に戦いをともにしたそうです。
3.フランシス・タバーン博物館のレストラン（1階）
建物の1階すべてがレストランとなっているため、かなり広いです。シンプルな木でつくられたテーブルや椅子が、華美なレストランが多いニューヨークでは逆に新鮮です。
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