お疲れ様です。
お子さんのいらっしゃるご家庭では、週末にはお子さん中心のスケジュールを組まれるご家庭も多いのではないでしょうか。ニューヨークにはたくさんの博物館があります。今回は、体験型で人気の高い科学博物館「ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス」をご紹介します。
１．ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスとは
「ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス」（NYSCI）はニューヨークのクイーンズのフラッシング・メドウズ・コロナ・パークにある科学博物館です。建物は1964年に開催されたニューヨークワールドフェアで、パビリオンの一つとして建てられました。建設当時は近未来を意識してデザインされたそうですが、現在でもモダンで人目を惹く素敵なデザインです。
「ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンス」は、アメリカのサイエンス系の博物館としては草分け的存在です。博物館の中には450以上の展示物があり、ニューヨークで最も大きな科学館として人気を集めています。展示物のほとんどが体験型で、手で触ったり、動かしたりしながら遊び感覚でサイエンスを学ぶことができます。無邪気に遊ぶ子ども達の横で、楽しそうに操作している親御さんの姿も見ることができる楽しい博物館です。たまに親の方が夢中になってしまっているご家族も見受けられますが、それはそれで、ありですね。
２.ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスへの行き方
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスは、テニスの全米オープンで有名なフラッシング・メドウズ・コロナ・パーク内にあります。広々とした公園の敷地内には、スタジアム、野球場、美術館、動物園などもあり、市民の憩いの場所でもあります。
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスに行くには、地下鉄の場合、7番線の111ストリートで降りて111ストリートに沿って４７アベニューに向かって10分ほど歩いていくと、左手に見えてきます。バスで行かれる場合には、Q23、Q 58、Q48が便利です。また、公園には駐車場もありますので、車で行くことも可能です。
3.ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスの開館日・時間
月曜日～日曜日まで毎日オープンしています。ただし、レーバーデー、サンクスギビング、クリスマス、元旦は休館となります。また、平日と週末では開業時間が若干異なりますので注意が必要です。
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスに入館するには入場料を支払う必要がありますが、フリーアワーズと言って、入場料が無料の特別アワーが設けられています。この時間をめがけていくのもよいかと思います。フリーアワーズというのは、定められた時間に訪問すると入場料を支払わなくてもよいというものですが、一度入館したら閉館まで滞在することができるのでご安心ください。ただし、３Dシアターや有料のワークショップには適用されず（有料）入館のみとなりますのでご注意ください。
開館時間：
月～金:9:30 am – 5:00 pm
土～日:10:00 am – 6:00 pm
Free Hours:
金:2:00 pm – 5:00 pm
日:10:00 am – 11:00 am
住所：
47-01 111th Street, Corona, New York 11368
電話：
718-699-0005
入場料（2018年4月現在）：
大人 : $16（18歳以上）
子ども : ＄13（2歳～17歳）
学生 :＄13 （学生証の提示が必要）
シニア :＄13
※メンバー料金はウェブサイトにてご確認ください。
※ミュージアム入場料、サイエンス・プレイグラウンド、ミニゴルフ、３Dシアターが含まれたオール・インクルーシブ・チケットは、大人：＄30、子ども、学生・シニア：$25となります。また、入場料と３Dシアターを組み合わせたムービーコンボなどのチケットもありますので、詳しくはウェブサイトまたはチケット売り場にてご確認ください。
4. ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスでの楽しみ方
１）常設展
建物内の地下、1階、２階の３つのフロアが展示室になっています。ボタンなどで操作をすることのできる火星探査ロボット、自分の体の中の水分を計る機械、深海体験コーナー、人間の体や脳の仕組みが学べるコーナー、数学、色や光などのアトラクションなどの体験型の常設の展示物が数多く展示されています。一度の訪問だけでは、全てのアトラクションを制覇するのは難しいので、攻めるフロア（コーナー）を決めて何回かにわけて訪問されてもよいかもしれません。
２）スポーツチャレンジ
こちらも常設展ですが、スポーツを科学の視点で捉えるコーナーです。サーフィン、ボルダリング、カーレースなど、メカニズムを体験しながら習得できます。野球のピッチングのコーナーでは速度を計ることができます。お父さんの面目にかけても、子どもには負けられません！
3）3Dシアター
3Dシアターでは常時ムービーが上映されています。作品および上映時間などについては訪問する日程によって異なりますので、事前にウェブサイトで確認するか、入場の際にお確かめください。
4）Connected Worlds Exhibit
建物の2階、グレートホールではConnected Worldsというエグジビションが開催されています。ジャングルや砂漠などのアニメーションが壁にあらわれて、来場者はインタラクティブな体験を楽しむことができます。滝から流れる水を川をつくってひいてきたり、種をまいて、植物を成長させたりすることができるというものです。私も大好きなアトラクションの一つです。
5）特別展・イベント
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスでは、夏休みや冬休みなど学校のお休みに合わせて特別展が開催されています。特別展も子ども達が楽しめるように体験型の展示が多く工夫されています。
現在、建物内の地下、1階、２階の３つのフロアが展示室になっています。ボタンなどで操作をすることのできる火星探査ロボット、自分の体の中の水分を計る機械、深海体験コーナー、人間の体や脳の仕組みが学べるコーナー、数学、色や光などのアトラクションなどの体験型の常設の展示物が数多く展示されています。一度の訪問だけでは、全てのアトラクションを制覇するのは難しいので、攻めるフロア（コーナー）を決めて何回かにわけて訪問されてもよいかもしれません。では「Bon appetit」という特別展が開催されています。この特別展は2010年にフランスのパリの科学博物館で開催された特別展の小さなバージョンとして開催されています。「食」は人間にとって一番大切なものです。「食」の大切さ、世界各国での食文化の違いなどをわかりやすく解説されています。
6）プログラム・ワークショップ
コンピューター、化学、工作の分野で有料、無料のプログラムやワークショップが開催されています。定員が決まっているので、どのコースも事前の予約が必要です。こちらもインストラクターの指導のもと、実際に手を動かして実習を行います。ちょうどロボットのワークショップが開催されていました。自分達でつくったロボットを闘わせるという、ロボットファインティングというワークショップでした。
7）プリスクール・プレース
小さなお子さんが安心して遊べるスペースです。スーパーマーケットのレジを想定した遊び場や、読書スペース、楽器を楽しむスペースなどがあります。人気のお部屋で満員の場合もあるので、プリスクール・プレースで小さなお子さんを遊ばせたいと思ったら、部屋の入口のウェイティングリストに名前を記入してから、他の展示場を見学してもよいかと思います。
8）ロケットパーク・ミニゴルフ
博物館の建物の中からロケットなどが展示されている中庭に出て遊ぶことができます。ロケットは1960年代に実際に使われていたものだそうで、見上げるほど大きなロケットを間近で見ることができます。また、宇宙などのイラストが描かれたミニゴルフで遊びたい場合には大人6ドル、子どもとシニアは5ドルの別途料金を支払います。宇宙の星の上でゴルフをしているような錯覚を覚えるかもしれませんね。
9）サイエンスプレイグラウンド
サイエンスプレイグラウンドはアウトドアのプレイグラウンドです。入場するには入館料とは別に一人5ドルの料金を支払います。お天気の良い日には、太陽の下で子ども達に思い切り体を伸ばして遊ばせてあげたいですね。
10）サイエンスショップ
ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスでたっぷり遊んだ後は、お土産コーナーを覗いてみるのも楽しいものです。ニューヨーク・ホール・オブ・サイエンスならではのグッズも発見できるので、お土産にしてもよいかもしれません。
いかがでしたでしょうか？アメリカではSTEM教育と言って、Science、Technology、Engineering そしてMathematics(科学、技術、工学、数学)の分野の教育が熱心です。この博物館で遊んでいる子ども達は、小さな未来の科学者さん達かもしれませんね。
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