アメリカで採用面接を受けた後、サンキュレターは出すべきか?出さないべきか?
通常、外国企業ではレジュメとカバーレターによる書類選考の通過後、面接の案内を受けることになります。そして、面接後に自分の審査に時間を割いて頂いた面接官に送るお礼状がサンキューレター(Thank You Letter)と言われています。
従来、サンキューレターは面接官に対して感謝の気持ちを伝えるだけではなく、面接後、再度入社の意志を強調する機会だとして、必ず送るべき非常に重要なものだと考えられてきましたが、最近の傾向では必ずしもそうとは言えないようです。
感謝の気持ちを伝えるのは大事なことではありますが、アメリカの人材派遣会社Accountempsの統計によると、近年、面接後にサンキューレターを送る人は減少しつつあり、面接後にサンキューレターを送る人は応募者のわずか25%で、残りの75%の人はサンキューレターを送っていないということがわかりました。(参照1、2)
これまで絶対に必要であると考えられてきたサンキューレターを送る人が減少している理由としては、ビジネスマナーが欠如しているというわけではなく、目まぐるしく変化を遂げる慌ただしい現代のビジネスシーンにフィットしたいくつかの合理的な理由があげられます。
まず、面接官が多忙な方の場合、面接後のサンキューレターにまで時間が割けない場合があります。特に募集への応募者が多い場合はサンキューレターを送っても、面接官の方に見てもらえない可能性もあります。
また、サンキューレターはあくまでも面接をして頂いた感謝の気持ちを伝えるものであり、採用にはやはり面接が最重要視されるため、サンキューレターで自分を過剰にアピールすることが必ずしも良い結果につながらないこともあります。さらに特に言いたい事があるわけでもないのに、凡庸なサンキューレターを送ってしまうことにも注意が必要です。形だけの手紙は印象に残らないだけではなく、気持ちのこもっていない手紙の文面に誤字や脱字などのミスがあると、面接官の方にかえってマイナス印象を与え、せっかく送ったサンキューレターが逆効果になってしまうこともあります。
こうした状況を考えると、面接後にサンキューレターを送るかどうかで悩むよりは、やはり面接官にダイレクトに自分のことを知って頂ける面接にこそ、準備万端で臨み、細部に気を配ってベストを尽くすことが、より重要であると言えるでしょう。
このように最近では、アメリカやヨーロッパの企業に対しては面接後のサンキューレターは送らなかったとしても問題にはなりませんが、グローバル化している現代においては、企業、または面接官の方の文化的背景を考慮することは非常に重要です。企業や面接官の方の文化的背景によってはサンキューレターを送らないことで礼儀を欠いていると考えられてしまったり、またはその逆に文化によっては面接後に企業や面接官から連絡がある前に候補者が先にコンタクトを取ることが失礼だと考えられてしまうこともあります。
面接官の中には、稀に古い価値観から、サンキューレターをとても大事に考えていて、サンキューレターを送らない人は雇わないという極端な考えを持っている方もいらっしゃるようです。こういった文化的背景の見極めは繊細でとても難しいですが、サンキューレターを送るかどうか考える際に重要なポイントだと言えます。
また、面接で伝えきれなかった点がある場合や、自分のアピールが不足していたと思われる時に、面接のお礼と共にフォローアップも含めてサンキューレターを送るのは効果のある方法だと言えるでしょう。この場合、サンキューレターはあくまでも面接への感謝の気持ちを表すものであることを念頭に、あまり言い訳がましくならないように簡潔に自分の伝えたいことを書くようにしましょう。
全体的に近年のビジネスシーンの傾向としては、面接が最重要視されスピード感のある雇用が主流になってきており、サンキューレターを送る人は減少している傾向にありますが、企業や面接官の方によってはサンキューレターを送ることが効果的な場合もあるので、クイックUSAを通じて企業との面接に行かれた場合には、企業や面接官の方をよく知っているクイックUSAのリクルーターに相談して、サンキューレターを送るかどうかを決めるのがおすすめです。
【参照】
- A Little Thanks Goes A Long Way
- Thank-You Notes Can Tip Scale in Job Candidates’ Favor, Yet Few Write Them
■アメリカでのお仕事探し、就職・転職はクイックUSAにお任せください。
弊社のサービスにご登録がお済でない方は、まずは英文履歴書のご登録をお願いいたします。
www.919usa.comより、オンライン登録をしていただくか、
quick@919usa.comまでE-mailにて英文履歴書を添付ファイルにてお送りください。
折り返しご連絡させていただきます。
クイックUSAではニューヨークとロサンゼルスを拠点に全米で、留学生や社会人の求職者に対してアメリカでの就職・転職のお手伝いをしています。ご紹介しているお仕事は、金融、会計、IT、輸出入、人事、営業など多岐に渡ります。 雇用形態はお仕事をお探しの方のライフスタイルに合わせて、 フルタイムのお仕事とテンポラリーのポジションをご紹介。 クイックUSAでは経験豊富なリクルーターが、求職者の皆様一人ひとりのご希望などを伺いアメリカでのキャリアプランを一緒に考えさせていただいています。 アメリカでお仕事をお探しであれば、アメリカ求人多数のクイックUSAに是非ご登録ください!(無料)
★アメリカでのお仕事探しのご相談は、下記までお気軽にご連絡ください。
QUICK USA, Inc.
[New York Office ]
8 West 38th Street, Suite 802, New York, NY 10018
Email:quick@919usa.com
Phone: 212-692-0850
[Los Angeles Office ]
1995 W.190th Street, Suite 102 Torrance, CA 90504
Email:quickla@919usa.com
Phone: 340-323-9190
★★スターバックスのギフト券がもらえる「クイック USA創業20周年記念、就業お祝いキャンベーン」好評実施中!★★
クイックUSAはおかげ様で、本年5月に創立20周年を迎えることとなりました。
そこで、クイックUSAでは創業20周年を記念して、今年弊社を通じてフルタイムのお仕事、
または一カ月以上の派遣のお仕事が決まられた求職者の皆様へ、
感謝の気持ちをこめて、スターバックスのギフトカード(20ドル分)を差し上げております。
詳細はこちらの記事でご確認いただくか、下記または、弊社の営業、リクルーターにお尋ねください。
こちらの記事もおススメです!
【アメリカ転職・就職関連】
・「QUICK USAのPick Up求人」!医療機器、医薬品メーカーで営業の募集開始!
・今年も「U.S. CAREER FORUM 2019」(3月30日)に参加します!
・達成感を常に体感できるセールスのお仕事、最新セールス求人特集!
・ロサンゼルスオフォスより2月の最新求人情報をお届けします!ご応募お待ちしています。
・ニューヨーク、ニュージャージー周辺にお住いの方お見逃しなく!2月の最新求人特集
・感謝の気持ちをこめて!「クイックUSA創立20周年記念キャンペーン」
・2019年Excel中級「ピボットテーブル~マクロ入門」クラス開講のお知らせ!
・2019年Excel上級「関数の応用~VBA入門」クラス開講のお知らせ!
・【アメリカ駐在求人!】海外で働きたい人のための求人をご紹介します!
・プロが伝授!失敗から学ぶアメリカでの採用面接での成功の秘訣
【アメリカ人事・労務関連】
・2020年度、新規H-1Bビザ申請数が年間上限発給枠に達しました。
・ニューヨークでの「セクハラ防止トレーニング」について一問一問!
・カリフォルニア州でセクハラ防止トレーニングの法律が改定されました!
・準備は万全ですか?NY州で義務付けられたセクハラ防止トレーニングを実施しました。
・H-1Bビザのプレミアム・プロセッシングの料金が変更となります。
【ビジネス】
【アメリカの生活を楽しむ】
・ロサンゼルスで”粉もん”が食べたくなったら「ちんちくりん」へ!
・ニューヨークのスターバックス リザーブ ロースタリ―でコーヒーカルチャーを楽しむ!
・ニューヨーク近代美術館(MoMA)のブルース・ナウマン特別展を見に行きました。
・ケネディスペースセンター・ビジターコンプレックスの見どころ、最新情報
・アメリカ建国の歴史を振り返る!「フランシスタバーン博物館」
【インタビュー】
・アメリカでハタラク人にインタビュー【tippsy founder/CEO 伊藤元気さん】
・アメリカでハタラク人にインタビュー【料理研究家 たま・バッチャーさん】
・アメリカでハタラク人にインタビュー【CPA 小林賢介さん】