ニューヨークではこのところ雨の日が多く、気温も大分下がりすっかり秋の色が濃くなってきました。そろそろ冬物の洋服を出すなど衣がえをしないと一気に寒くなりそうです。さて、週末が近づいてきましたがご予定は決まりましたでしょうか?週末はたくさん遊んで、是非気分転換をしてくださいね。
さて私は先日、メトロポリタン美術館の分館のメット・ブロイヤーへ行ってきました。現在、メット・ブロイヤーでは「Obsession:Nudes by Klimt, Shiele, and Picasso from the Scofield Thayer Collection」(2018年7月3日~10月7日)という特別展が開催されています。今回の特別展ではスコフィールド・セイヤー氏のコレクションから、クリムト、エゴン・シーレ、ピカソにフォーカスして作品が展示されていましたが、大好きなアーティストさん達なのでとても楽しかったです。
- メット・ブロイヤーの基本情報
- メット・ブロイヤーの入館方法
- メット・ブロイヤーの特別展「Obsession:Nudes by Klimt, Shiele, and Picasso from the Scofield Thayer Collection」
1.メット・ブロイヤーの基本情報
メットブロイヤー(The Met Breuer)はメトロポリタン美術館の分館となります。2016年3月に開館した新しい美術館です。建物自体はメットブロイヤーが開館するまではホイットニー美術館が使用していたため、美術館としても建物利用は長年にわたります。建物はマルセル・ブロイヤーさんが設計したもので、とてもモダンな外観、内装です。美術館の名前の由来もこの偉大な建築家の名前からつけられたものとなります。ホイットニー美術館は現在マンハッタンのミートパッキング・ディストリクトに引っ越しをして営業しています。
美術館の地下にはレストランが入っていますので、アート鑑賞の後はこちらのレストランでゆっくりと寛ぐこともできます。ワイン片手にアートの余韻に浸ってもよいかもですね。
【所在地】
945 Madison Ave., New York, NY 10021
(on Madison Avenue at 75th Street)
Phone:212-731-1675
https://www.metmuseum.org/visit/met-breuer
【開館・閉館時間】
火曜日~木曜日 :10:00 am ~ 5:30 pm
金曜日&土曜日 :10:00 am ~ 9:00 pm
日曜日 :10:00 am ~ 5:45 pm
月曜日 :定休日
*Closed Thanksgiving Day, December 25, and January 1.
【行き方】
・地下鉄6番線, 77ストリート下車、徒歩8分。
【入館料】
大人 25ドル
シニア(65歳以上) 17ドル
学生 12ドル
こども(12歳以下) 無料
メンバー 無料
※メトロポリタン美術館、クロイスターの入館料と共通で使用可。3日間有効です。
【パスの利用】
エンパイヤステートビルやメトロポリタン美術館などの、ニューヨークの人気観光地の入館料をセットで購入することにより、割引となるパスです。いくつか種類があるので、観光したい場所に合わせて購入しましょう。
2.メット・ブロイヤーの入館方法
●セキュリティチェック
メット・ブロイヤーでは入館する際にはセキュリティーチェックで手荷物検査を受ける必要があります。セキュリティチェックが済んだら、チケット売り場へ進みましょう。
●コートチェック
コートやバッグは入場後、コートルームに無料で預けることができます。貴重品はコートチェックに預けずご自身で持ち運ばれた方が安全です。
●チケットの購入
入場のチケット売り場は1階にあります。
●ツアーに参加してみる
メット・ブロイヤーでは、無料のツアーが開催されています。ウェブサイトでその日のツアーのスケジュールを確認することができますので、来館前にチェックするとよいかと思います。解説を聞きながら、ハイライトを見学すると知識が深まるのでとてもよい経験となります。
3.メット・ブロイヤーの特別展「Obsession:Nudes by Klimt, Shiele, and Picasso from the Scofield Thayer Collection」
メット・ブロイヤーで開催されている「Obsession:Nudes by Klimt, Shiele, and Picasso from the Scofield Thayer Collection」では、スコフィールド・セイヤー氏のコレクションが展示されています。スコフィールド・セイヤーさんは1982年に亡くなられた時にメトロポリタン美術館に400点余りのアートコレクションを残されていますが、その内のクリムト、シーレ、ピカソの作品が今回の特別展で展示されていました。400点とはすごい量ですね。
スコフィールド・セイヤー氏は1889年12月にマサチューセッツ州のウスターに生まれました。セイヤ―家はとても裕福な家で、スコフィールドさんのお父さんは投資家でウール工場も所有していました。スコフィールドさんはハーバード大学で学び、その後はオックスフォード大学院へ進学しています。ハーバード大学時代には詩人や作家などと交流が深かったそうです。大学院の後、アメリカでハーバード時代の友人と「The Dial」という雑誌を購入し出版事業に関わりました。スコフィールドさんはその後ヨーロッパへ向かい、ウィーンで暮らしますが、精神的な病気に苦しみます。アメリカに帰国してからも療養所での生活が続き、93歳でこの世を去ります。
パブロ・ピカソはスペイン出身の芸術家で、人生の大半をフランスで過ごしました。20世紀で最も影響を与えた芸術家の一人と言われていますが、キュビスムの創立者の一人でもあります。今回の特別展では、デッサンなどもたくさん展示されていて、見ごたえありました。
グスタフ・クリムトはオーストリア生まれの芸術家です。工芸学校でデッサン等を勉強した後、ウィーンで劇場装飾の仕事を始めました。ウィーン大学の大講堂の天井やお金持ちの家の壁画制作や上流階級の婦人の肖像画を手がけました。金箔をもちいた「接吻」などが有名ですね。クリムトは日本や東アジアの文化の影響を強く受けていたと言われており、特に日本文化に深く傾倒していたそうです。
クリムトの構図や色づかい、独特ですね。女性達の表情はとても艶があります。
デッサンでもやはり女性の表情に目がいってしまいます。
エゴン・シーレもクリムトと同様、オーストリア出身です。エゴン・シーレはクリムトの影響を受けていたそうですが、とても独特で強烈な個性を発揮した絵を残しています。病気で28歳という若さでこの世を去っています。彼の晩年の絵も見たかったですね。
エゴン・シーレ(1980年~1918年)はクリムトと同じウィーン工芸学校で学んだ後、ウィーン美術アカデミーに進学しますが退学し、クリムトに弟子入りしました。クリムトに援助を受けたシーレは1908年には最初の個展を開いています。
シーレはタブーとされていた性の部分も作品に取り込もうとしたり、当時は彼の表現はとても過激と受け取られていたそうです。
シーレは子どもを絵のモデルにしたりもしていました。ある日近隣の住民が14歳の少女がシーレの家で一夜を明かしたと警察に通報し、拘留されるという事件も起こっています。シーレ自身は家出した少女に宿を貸しただけで、何もやましいことはしていないと供述しているそうです。
1914年、シーレはウィーンでエーディトと結婚しています。下の絵は奥様のエーディトさんを描いたものと言われています。
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