9月30日(日)にはマンハッタンのFort Tryon Parkで開催された「The Medieval Festival」というお祭りに行ってきました。「The Medieval Festival」は毎年開催される中世をテーマにしたイベントです。今年で34回目という歴史のあるフェスティバルでもあります。中世の時代の慣習や精神を再現して見せてくれるとても文化的なお祭りで、ニューヨーカーが毎年楽しみにしているイベントの一つです。
Fort Tryon Parkはマンハッタンの北部にあり、公園内には先日の記事でもご紹介した中世をテーマとしたメトロポリタン美術館の別館「The Cloister Museum」があります。公園はとても広く、緑も多く、市民の憩いの場所となっています。マンハッタンは大都市ですが大きなセントラルパークという公園があったり、小さな公園もいくつもあります。リラックスできる場所がたくさんあるということは、働く人にとっても、暮らす人にとってもとてもよいことだと思います。ニューヨークで働きたくなった方、是非ニューヨークの最新求人のリストをチェックしてみてくださいね。
Fort Tryon Parkは、高台にあるため見晴らしのとてもよい公園です。晴れた日にはハドソン川を挟んでニュージャージー州もよく見えます。これからは紅葉の美しい季節なので、公園内での散歩も楽しめますが、ニュージャージー側の黄色やオレンジに染まった紅葉を眺める場所としてもおススメです。
「The Medieval Festival」の楽しみ方の一つは、来場者のコスチュームを見学することです。中世をテーマとしたコスチュームで来ている方も大勢いらっしゃいます。みなさんの衣装をみているだけでも楽しくなります。女王様、お姫様、王子様、騎士、魔女など、中世のコスチュームの人達を見ていると中世の時代にタイムスリップしてしまったような錯覚を覚えます。ハロウィンパーティーもそうですが、なりきって思い切り楽しんでしまうのもこちらの方の文化の一つですね。
コスチュームを販売しているお店もいくつか出店していました。子どもから大人の服まで、たくさん並んでいました。コスチュームを着るとみんなプリンス、プリンセスになってしまうんですよね。子どもにねだられたら、ついつい財布のひももゆるみそうですね。
公園内にはバナーが飾られていたり、中世の市場をイメージしてお店が並んでいます。この日ばかりは公園全体が中世の街になってしまいます。公園内にはいくつかのステージやスポットがあり、中世の時代の音楽を奏でるミュージシャン、劇場でお芝居を見せてくれる俳優さん、大道芸人などのパフォーマンスも繰り広げられていました。
中世の時代の歯医者さんの劇はとてもユーモラスに描かれていて、観客の子ども達も大喜びでした。この時代に病気や虫歯にはなりたくないなと思わせるお芝居でしたが。
中世時代の道具や武器などを研究会の方々が説明してくださっていました。本で勉強するのもよいですが、こうして実際に見せてもらいながらお話を聞くことのできる機会は子ども達にとって貴重な経験ですね。ちびっ子騎士の誕生ですね。
おもちゃの武器に目が釘付けの子ども達。コスチュームを着たら武器も欲しくなりますよねぇ。
子どもだけでなく、大人も欲しくなってしまいますね。
食べ物のベンダーさんも中世のコスチュームですね。名物の鶏のドラムスティックです。
中世の上流社会では鷹狩が行われていたそうです。本物の鷹を間近で見せてもらいました。
西欧の方々がアジアの文化に魅力をもつように、アジア人の私達にとって西洋文化は興味深いものがあります。
イベントのフィナーレは4人の騎士の闘いです。観客の歓声も一段と高くなり、盛り上がっていました。
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