新しい年を迎え、2026年に向けて新たな目標やキャリアプランを思い描いていらっしゃる方も多いことでしょう。
2025年の米国企業は、景気や政策、AI導入を巡る不透明感を背景に、全体的に慎重な採用姿勢を取る傾向がみられました。採用数の拡大よりも人員維持とコスト管理を優先し、即戦力になる人材、また専門性や価値の高いスキルを持つ人材に採用が集中しています。
新卒やエントリーレベルの採用は抑制される一方、AI・IT、ヘルスケアなど一部の成長分野では限定的な採用が続いています。
2026年前半においても、経済環境は決して一様ではなく、ジョブマーケットは職種・スキルによって「売り手市場」と「買い手市場」が混在する状況が続くでしょう。競争が激化する中でチャンスをつかむためには、書類選考から面接に至るまで、これまで以上に戦略的かつ丁寧な準備が求められます。
就職・転職活動のプロセスにおいて、まず最初に重視すべきなのがレジュメ(履歴書)です。レジュメが採用担当者の目に留まらなければ、面接やスキルテストといった次のステップに進むことはできません。
そこで今回は、2026年の採用トレンドを踏まえ、変化の激しい市場環境の中でも採用担当者の印象に残る「強いレジュメ」を作成するためのアイデアをいくつかご紹介します。初めてレジュメを作成する方はもちろん、すでにお持ちの方もアップデートの参考としてぜひご活用ください。
1.ATSを意識したキーワード
現在、アメリカの多くの企業ではAIを活用したレジュメスクリーニング(ATS)が導入されており、採用担当者もLinkedInや求人データベース上で、キーワード検索を軸に候補者を探しています。
つまり、採用担当者が検索するキーワードがレジュメに含まれていなければ、最初から「存在しない」のと同じ扱いになる可能性があるということです。
検索キーワードは求人ごとに異なるため、応募前には必ずジョブディスクリプションを丁寧に読み込み、求められているスキル・経験・ツール名を確認しましょう。
2026年のレジュメ対策は、「経験を書く」だけでなく、「検索される設計にする」ことが成功のカギとなります。
キーワードを使う際のポイントは、成果をいきいきと伝えるアクション動詞、職種に直結する技術スキルや資格、そして業界ならではの専門用語です。
さらに、リーダーシップやソフトスキル、数字で示す実績、職種名、企業名、学歴・資格、勤務地、イノベーションやデジタル変革に関する言葉も重要とされています。
大切なのは、あなた自身が「強み」だと思っているキーワードに加えて、求人票をよく読み、使われている表現をキーワードとして自然に取り入れながら、自分の成果や強みをレジュメで伝えること。特に経験を積んだプロフェッショナルほど、キーワードを上手に使うことで「この人に会ってみたい」と思わせる履歴書に近づきます。
2.採用担当者が読みたくなるレイアウト
面接と同じでレジュメの第一印象はとても大切です。スカスカで中身の薄いレジュメ、逆に文字がぎっしりで読みづらいレジュメは採用担当者から敬遠されます。素晴らしいスキルや経験があってもレイアウトが悪ければプロフェッショナルに見えなくなってしまうので注意が必要です。下記ポイントに注意して見直してみてください。
・明確でシンプルなレイアウト
・適度な余白を用いる
・読みやすいフォント
・太字や文字の大きさで強弱をつける
LinkedInの最新レジュメトレンドの記事ではレジュメ作成の際の有効な基本と今ではNGのポイントが下記のようにあげられています。
今も変わらず有効な履歴書の基本!
・逆時系列フォーマット 最新の職歴から記載する構成
・分かりやすい職種名・会社名 職種名と会社名を明確に(太字などで強調)
・適切なページ数 若手は1ページ、経験豊富な人でも最大2ページまで
・明確に分けたセクション構成 Skills/Experience/Education をそれぞれ独立させる
・強い動詞+要点を絞った箇条書き 行動と成果が伝わる、簡潔で焦点の定まった表現
レジュメ作成時のNGポイント!
・ATS非対応になりやすい、CanvaやEtsyの装飾過多なテンプレート
・中身がなく、ふんわりした長文のサマリー
・意味の伝わらないバズワードの多用
・関連性の低い職歴まで含めた過去すべての職歴の羅列
(直近10〜15年の関連経験に絞る)
・「References available upon request」という不要な一文
レジュメの書き方については下記の記事も参考にしてみてください。
初めてのアメリカ就職転職でも安心!英文履歴書の書き方
人事の目にとまる英文履歴書(レジュメ)の書き方
あなたのレジュメは大丈夫?絶対外せない重要ポイントから最近のトレンド、NGまで
3.「できる人」はここで分かる|スキル・経験・成果の見せ方!
以前の記事「アメリカでの採用で求められる6つのこと」でもお話ししましたが、採用担当者が真っ先に見るのは候補者のキャリアです。どのような企業でどのような仕事をしてきたのか。またそこでどのような功績をあげてきたのかということが注目されます。
ジョブディスクリプションを読み込んで、その内容をこなすことのできる知識や経験をレジュメの中で表現し、即戦力になれることを最大限にアピールしてください。また、功績については数字で表現するとさらにわかりやすいでしょう。
4.掛け算のタレント
以前の記事「コロナ禍でもアメリカでの就職・転職を成功させる6つのコツ」でもお話しましたが、変化の激しい時代には複数のキャリアのある人が強い傾向にあります。営業の仕事を長年経験されてきた方で、SNSマーケティングの経験やWEBサイトの構築の経験などがあればさらに注目度があがります。また、ITのエンジニアで金融の知識がある方や、経理でITに明るい方など、掛け算(x)の得意分野やキャリアをもっている人の方がこれからの時代、強いと言えるでしょう。
5.ITリテラシーとAIリテラシー
2026年の転職・採用市場において、ITリテラシーは全ての職種で必須となり、さらにAIリテラシーも求められる時代に突入しています。両者は似ているようで異なる性質を持っているので、それぞれについて理解することが重要です。
ITリテラシー
デジタルツールやシステムを安全かつ効率的に使いこなし、日常業務を滞りなく遂行するための基礎能力を指します。具体的には、PCやクラウドサービス(AWS、Azure、GCPなど)、SaaSツール(Teams、Slack、Google Workspaceなど)の活用、データ整理や分析、さらに情報セキュリティの基本知識などが含まれます。ITリテラシーがなければ、業務の遂行自体が難しくなるため、もはや全ての職種で前提条件と考えられています。
AIリテラシー
AIを正しく理解し、業務に効果的に活用し、リスクを認識した上で判断や意思決定に生かす能力です。生成AIや機械学習の仕組みを理解し、プロンプト設計や出力の評価を行うスキル、AIが出す結果のバイアスや精度を判断する力、さらに個人情報保護や社内ルールを守る倫理意識も含まれます。
AIリテラシーは単なる「使える力」ではなく、「差をつけるスキル」として、管理職や企画職だけでなく営業・マーケティング・人事など幅広い職種で重視されるようになっています。
つまり、ITリテラシーは仕事を回すための土台、AIリテラシーは成果を高めるための応用力といえます。レジュメでは「ITに強い」だけでなく具体的なツールやデータ活用経験を示し、「AIを使える」ではなくAIを活用して業務改善や成果を出した経験を記載することが重要です。
2026年の採用市場では、両方のリテラシーを持つ人材がより高く評価される時代になっています。
いかがでしたでしょうか。今回の記事を参考に新年にレジュメもトレンドにそってリフレッシュして、理想の就職・転職の夢を叶えてください。
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