今回より「ハタラク・知っ得!話」のコーナーがはじまりました。将来アメリカで働きたいと思っている方や現在働いている方にとって、有益な情報が提供できる場でありたいと思っています。クイックUSAならではの人事や労務のお話。また、一般的な英文履歴書の書き方はもちろんのこと、アメリカでの就職・転職活動および就労に役立つようなトレンド記事もご紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
【第1回】お母さんのお仕事復帰のための3つのステップ
アメリカでも日本のように妊娠・出産を期に職場を離れても、会社の産休制度などを利用して復職する方もいれば、そのまま育児に専念するお母さんもいます。しかしアメリカでは、仕事において男女が等しく場を与えられおり、管理職として活躍する女性も多いため、ワーキングママの割合は世界の中でも高いと言われています。とはいえ、子どもを育てながら働くのが大変なのは世界共通のこと。仕事復帰を願いながらも一歩踏み出せずにいるお母さんもたくさんいらっしゃいます。そこで今回は、ママのお仕事復帰について考えてみました。
1.「仕事復帰に踏み出せない理由」「仕事復帰をする意味」を考える
子どもがいる家庭とそうでない家庭では環境が大きく違います。子どもが小さなうちは、風邪を引いて高熱を出すこともあり常に目が離せません。保育園に入園する年齢になり昼間に時間ができたとしても、子どもが風邪を引いて熱を出せば学校からすぐに呼び出しの連絡がきます。そして学校から連絡が来たら、即効で子どもを迎えに行かなければいけません。職場の人に気兼ねをしながら子どもを迎えにいくのは気が引けるものです。さらに、子どもが病気で休んでいる時は、家で誰かが付き添っていなければいけません。昼間、家族の誰かがみていてくれたとしても、具合が悪く夜泣きをすればお母さんの睡眠時間は少なくなってしまいます。仕事と家庭・育児の両立ができるかどうか不安に思うのは自然なことです。
また、仕事から家に帰れば、育児、家事などで休みなく働かなければなりません。買い物、食事の支度、洗濯、掃除などの家事に加え、子どもをお風呂に入れたり寝かしつけたりと育児も重なってきますので、仕事と家庭の狭間でストレスを抱えてしまうお母さんもたくさんいらっしゃいます。また、保育料の高さで仕事復帰に消極的になってしまうお母さんもたくさんいらっしゃいます。給料のほとんどが保育費に充てられてしまい、何のために働くのかわからないというぼやきも多く聞かれます。
そこで大切なのは「なぜ仕事復帰をするのか」を自分自身や家族のためによく考えてみることだと思います。“働く”ということはお金のためだけではありません。何のために仕事に復帰したいのかをよく考えて、自分自身や家族にとって大きな意味のある事であれば、どんなに大変なことでも乗り切ることができるのではないでしょうか。
2.ママの職場復帰の実現に向けて準備すること。
アメリカでは公的な有給の産休や育児休暇はなく、「Family and Medical Leave Act」という連邦法で最長12週間の無給休暇が認められています。また企業は、従業員の復職後は元のポジションに戻さなければならないと定められています。ただしこの法律は、従業員が半径75マイル以内に50名以上いる企業が適用となり、50名未満の企業にはFMLAは課せられません。現職中の方であれば、会社の制度を利用して休職後にスムーズに元の職場に戻ることができるでしょう。
一方、出産を期に離職をしてしまった方が、再就職を考える場合には仕事探しや企業面接などで少し労力がいることでしょう。仕事復帰を決意したらまずは、働ける環境づくりを整えることから始めましょう。やはり一番最初に考えることは子どもの面倒を誰に依頼するかということでしょう。おじいさんやおばあさんが近くにいる場合には、ご両親にお願いすることもできるかもしれません。しかしながら大抵の家庭では、ご両親と遠く離れて暮らしているためデイケアに預けたり、ベビーシッターさんを雇うなど他者に依頼するケースが多いようです。
デイケアは生後数ヶ月から預かってもらえるので、アメリカのワーキングママの多くが利用しています。料金はロケーションやサービスによって異なりますが、大体月額1000ドルから1500ドル位が目安のようです。マンハッタンのように土地代の高い場所では2000ドルという高額の施設もあるようです。また、料金は子どもの年齢によって異なります。通常は小さなお子さんほど料金は高く設定されています。食事も用意してくれる施設も多く、ダンスやピアノなど追加料金を払えば指導してくれる施設もあるようです。
アメリカではベビーシッターも多くの人が利用しているサービスです。ニューヨークなどの都会ではシッターさんの数も多く、募集をかければ比較的簡単に確保することができます。ただし、夏休みなど需要の多い季節には人手不足傾向になることもありますので、早めに募集されることをお勧めします。さらに、大切なお子さんを預けるので事前に対面で面接をするなどきちんと人物を見極める必要もあるでしょう。通常、報酬は時給で支払われ、料金は時間帯や子どもの人数によっても異なります。また、住み込みで子どもの世話や家事などをしてくれるナニーを雇うご家庭もあります。いずれにしても、大切なお子様を預けるのですから信頼のできる施設や人を時間をかけて探してください。
3.ママの仕事復帰は無理をせずできることからはじめてみましょう。
日本でもアメリカでも、お母さんが仕事に復帰するのは簡単ではありません。仕事、家事、育児をすべて一人で完璧にやろうとするとすごいストレスがたまってしまう危険性があります。アメリカのワーキングママは洗濯の回数を減らしたり、食事はデリバリーや外食を時々取り入れるなどの工夫をしています。食料品の宅配も一般的で、Freshdirectのように肉・魚、果物・野菜などの生鮮食料品から洗剤やトイレットペーパーなどの日用品を家まで届けてくれるサービスもよく利用されています。
最初からフルタイムに就く方もいらっしゃいますが、仕事の形態にはフルタイムだけではなく、パートタイムなど一日数時間の勤務や週3日程度のお仕事もあります。また、成約した分だけコミッションとして報酬をもらう仕事は、空き時間を上手に利用して報酬を得る方法の一つでしょう。また、特技や資格のある方であれば、講師としてクラスで教えたり、家で生徒さんを集めて指導することもできるでしょう。無理をせず、自分に合った仕事の形態を探してみるものよい方法かと思います。
アメリカでは家事や育児に積極的に参加する男性が多いといわれています。ワーキングママに育てられた子ども達は、家事分担など家族が助け合うのは当たり前にように自然に受け入れられているようです。やはり、ワーキングママが安心して働くためには、家族など周りの理解とサポートが必要です。ご自身のため、ご家族のため、よく話し合って皆様のご家庭の最善の方法をご選択ください。
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