キャリアアップを目指すアメリカ在住歴6年のAさんは、半年以上転職活動を続けていますが転職先がいまだに決まりません。一方、Bさんは転職活動を開始してから3カ月で活躍できる新たな勤め先を見つけることができました。両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?
アメリカでの転職はビザの問題など、状況的に転職に時間のかかる方もいらっしゃいますが、転職に成功する人はある共通の考え方をもち、行動を起こしていることがわかっています。そこで今回は、転職で成功する人の特徴や考え方をまとめてみました。転職活動をされる際の参考にしてみてください。
□チェックリスト1 目標が明確
一見当たり前のことのように思われますが、目標を立てることは大切です。目標をもつと「そこに向かって頑張ろう」というモチベーションが上がります。また、目標が明確になると、達成に向けてどのような行動をとればよいのかが見えてきます。「SMARTの法則」はご存知でしょうか?目標を立てる時の重要な5つの要素の頭文字をとったものです。目標を立てる時にはこの5つの要素を意識しながら、計画を立てることがおすすめです。
Specific 具体的な
Measurable 測定可能な
Achievable 達成可能な
Realistic 現実的な
Time-bound 期限を定める
□チェックリスト2 自己分析ができている
転職に成功する人は自分の長所や短所、現状や課題の理解がしっかりとできている人。つまり自己分析ができている人です。転職活動においては、自分の得意とすることやできることを把握し、上手に説明できることが重要です。また、自身のアメリカでの転職での課題についても十分に理解し、その解決策についても理解を深める必要があります。例えば、アメリカで働くためには就労ビザが必要ですが、「どのようにしたらビザサポートを受けることができるのか?」「キャリアチェンジを目指しているが、どのようにしたら実現できるのか?」。客観的に自分のことが理解できていない人は、まずは自己分析からはじめてみましょう。
自己分析がまだの方は下記の記事を参考にしてみてください。
アメリカ就職、転職活動の最重要事項!【自己分析と他己分析】Part1
アメリカ就職、転職活動の最重要事項!【自己分析と他己分析】Part2
□チェックリスト3 市場価値を知っている
以前、「採用担当者が注目するキャリアの5つのポイント」の記事でもご紹介しましたが、市場価値の高い人ほど転職に有利となります。市場価値の高い人とは一般的に以下のように考えられます。
市場価値=再現性×希少性×ニーズ
再現性とは新しいポジションで「基準を満たす経験やスキルをもっているか?」「その経験やスキルで成果をあげられるか?」となります。希少性とは企業の成長に役立つ高い分野での専門性や高い知識や経験をもつことをさします。しかしながら、多くの経験や専門性の高いスキルをもっていたとしても企業や社会でニーズがなければ意味がありません。市場価値が高ければ高いほど企業の採用意欲は高まりますので、この機会にご自身の市場価値を客観的に分析してみてください。
□チェックリスト4 前向きな考え方をしている
前向きに考えられない人の主な特徴は「自分でコントロールできないことに悩んでしまう」「自己否定が強い」などがあげられます。一方、前向きな考え方をする人は「タイムイズマネー」を心得ているので、失敗したことや終わったことにたくさんの時間を費やすよりも、新たに挑戦することに時間を費やす方がよほど有益だと考えます。また、困難や失敗の場面に遭遇した時も、自身の成長につながると捉えて、困難やトラブルに立ち向かい、失敗を恐れない傾向にあります。転職活動においても、困難な場面や失敗に遭遇することは多々あります。すべて自分の思い描く通りには進まないこともあります。失敗を恐れず前向きに転職活動を行いましょう。
□チェックリスト5 チャンスを逃さない
タイミングが悪いのはもしかしたらあなたのせいかもしれません。「幸運の女神には前髪しかない」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。チャンスはやってきたその瞬間につかまえないと、つかみそこなってしまうという意味です。後悔をしないためにも日頃からチャンスをつかめる体質づくりを心がけることが必要です。「目標をもつ」「すぐに行動できるよう反射神経をみがく」「情報収集をこまめにする」「自分の健康に気を配る」「人と会う」「本を読むなど知識を向上させる」など。自分でチャンスを引き寄せる、チャンスをつかめるコツをつかんでおきましょう。
□チェックリスト6 スピードを大切にしている
「何事もスピードのある人が成功する」ということを耳にしたことはありませんか?スピードはすべてにおいて重要な成功のポイントといっても過言ではないほど大切な要素です。転職活動でも同じで、目にとまった求人がある場合、すぐに応募をしないで放置していた結果、募集が閉め切られてしまった。という経験をおもちの方も多いはずです。AIがますます発展していくこれからの時代ではすべての事象のスピードが加速されてきます。是非日頃から、スピードを意識して行動してみてください。
□チェックリスト7 人のせいにしない
「転職がうまくいかないのは〇〇のせい」。転職活動も自分事として捉えず他人のせいにしたがる方がいらっしゃいます。自分で責任をおいたくない、プライドが高い、承認欲求が強い人に多く見られる傾向です。人のせいにすることは長期的にみてデメリットしかありません。アメリカで転職活動を開始したら、そうした考え方はやめてミスや失敗したときには、なぜそうなってしまったか?同じようなことを起こさないようにするにはどうしたらいいか?など、より良くしていけるかを考えることが大切です。人のせいにするのをやめると「自分自身が成長する」「問題解決能力が高まる」「人間関係がうまくいく」などよい効果がうまれますので是非頭を切り換えてみてください。
□チェックリスト8 情報取集がしっかりできている
転職する上でも情報収集はとても重要です。理由はたくさんありますが、まず業界や転職市場の動向、企業研究をすることによって書類通過、面接通過の確率を高めることができます。事業内容はもちろんのこと、ビジネスモデルもよく研究し、自身の経験やスキルで志望する会社で将来的にどのような貢献ができるのかしっかりと考えておくとよいでしょう。また、転職を考えている方にとっては、求人情報は一番の関心事でしょう。希望の求人案件を逃さないよう日頃からアンテナを高く立てておきましょう。また、採用された際の業務内容、職場環境などは正確な情報収集を心がけましょう。正確な情報収集ができていなければ入社後にギャップを感じてしまい、最悪なケースは退職しなければならなくなってしまうこともあります。
□チェックリスト9 変化を恐れない
成功する人は変化することを選び、新しいことに挑戦する方が多いようです。でも、新しいことに挑戦するのは「失敗するのが怖い」と悩んだり、しり込みするのは人間として当然の心理です。まず、失敗は「成功への過程」と捉え、例え失敗しても他の方法を試せばよいと考えること。失敗することよりもチャレンジしないことのほうが、リスクが高いという考えのもと、変化を恐れずチャレンジして、新しい自分になることを目指して行動を起こしている人は大きく人生を好転させることもありますので、しっかり考えてみましょう。
□チェックリスト10 自分を信じる
「自分には理想の転職ができないのではないか」「どうせ書類選考や面接に落ちるにきまっている」など、自分の能力や価値に自信がもてない人や過小評価をする人は、面接に呼ばれても自信のなさが表情や態度に表れてしまうためなかなか面接を突破することができません。
こうしたネガティブな考えはすべて自分の「思い込み」から起こっています。「自分は○○だ」というように、自分についてセルフイメージを決めてしまい、自信がもてなくなってしまっているのです。反対に、自分の能力や価値を確信し、成功を疑わない人は、自然と自信が外観や行動にあらわれます。心と体はつながっていますので、転職を決めたらまずは「自分は転職できると信じて疑わない」ことを心に誓いましょう。
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