「仕事でやる気がおきない」「仕事が楽しくない」「仕事が辛い」など、時にはネガティブな気持ちになるのはごく自然なことです。ただし、こうしたネガティブな感情が恒常的にある場合には健康を害したり、仕事に支障をきたしたりしますので要注意です。そこで今回は、働き方をポジティブに変える3つの方法をご紹介します。
仕事に対してポジティブになれない理由
仕事に対してポジティブになれない理由には外的要因と内的要因があります。人によって原因は違いますので、自分にとって何が原因でネガティブな気持ちになっているのかをまずは突き止めてみましょう。
【主な原因】
・やりがいや情熱が感じられない
自分にとってその仕事はどのような意味があるのかなどの疑問がわき、やりがいが見いだせなくなると仕事に対して前向きになることが難しくなってきます。
・自分の成長がみこめない
いくつになっても人は成長することができます。働いている職場で次のステップが見えなくなっている、成長が感じられない時、行き詰まり感が感じられ前向きになれません。
・仕事にあきた
単調な仕事を続けていると、仕事にあきてしまう人もいます。成長意欲のある人は、毎日同じ仕事の連続だとネガティブな気持ちがわきおこってくるかもしれません。
・本当に自分がやりたい仕事ではない
本当にやりたい仕事があるのに、やむをえずいま今の仕事をしていると、焦りを感じたり積極的に仕事に取り組むことが難しくなってきます。
・自信がない
失敗をすることを恐れたり、始める前から自分にはやり遂げることができないのではないかと心配し、前向きになれないことがあります。
・成果や成績があげられない
頑張って仕事をしていても結果がついてこなければ、自分には能力がないのではないかと落ち込み、積極的な姿勢が生まれにくくなります。
・会社が嫌い
会社の仕事のやり方や制度に不満があるなど、組織に対してネガティブな気持ちがあると仕事に前向きになれないことがあります。
・人間関係
上司と合わない、同僚と馴染めない。人間関係で悩みを抱えている人は少なくありません。人間関係に問題を抱えている場合もネガティブな気持ちが押し寄せてきます。
・家庭と仕事の両立が難しい
仕事も家庭も大切にしたいと思っているのに、仕事が忙しすぎてうまくいかない場合、ストレスを感じ前向きな気持ちがうすれてきます。
ポジティブになることのメリット
仕事に対して前向きな気持ちになれない場合、自分にとってポジティブになるということにどのような意味があるのかを考えてみましょう。
ポジティブとは、積極的で前向きな姿勢でいることです。ポジティブに考えることで、失敗で落ち込んだり、気持ちが滅入ってしまった時でも前に向かって進んでいけたり、チャレンジし続けることができます。例えば、仕事でミスをした時も、反省すると同時に「この失敗は自分の成長のためになる」と捉えれば、仕事に対して前向きな気持ちがおきます。失敗を教訓に、さらによい仕事をしようと自分を責めすぎず、気持ちを切り替えることも大切です。
ポジティブな思考は積極性を促進させます。不安、悩みなどネガティブな感情より、成功のビジョンを描きながら、未来に向けて大きく前進していく力となります。積極的になれると自律心も高まり、ストレスをも味方につけ、自ら人生を楽しんでいるという感覚が生まれてきます。仕事や日常生活が充実しているという感覚も強くなるでしょう。
働き方をポジティブに変える3つの方法
仕事は人生の多くの時間を費やします。ネガティブな気持ちで仕事をするのは辛いですし、人生を楽しく過ごすことができなくなってしまいます。働き方をポジティブに変えるための3つの方法についてご紹介します。是非試してみてください。
1.ミッションやビジョンの再確認
仕事をする主な目的は生活の基盤を築くためですが、収入以外にも自己実現や自身の成長につながったり人生を豊かにしてくれる大切な要素があります。その仕事を選んだ時の初心の気持ちに戻って、仕事を通じて自分は何を目指していたのかを振り返ってみましょう。「他人や社会の役に立ちたい」「自分の能力を発揮したい」「達成感や自身の成長を感じたい」「イノベーションをおこしたい」「技術で社会を変えたい」などなど、長い人生の中で、自分の思い描くミッションやビジョンがあったはずです。
ゴールまで一直線に進むことは幸せですが、実際は障害物がたくさんあったり、回り道など紆余曲折しながら長い時間をかけて歩んでいきます。失敗や困難、挫折にぶち当たっても、人生何がおこるかわからないと楽観的な気持ちをもち、困難を楽しめるような気持ちの切り替えも大切です。諦めずがんばっていれば、必ず周囲で応援や助けてくれる人がいるはずです。感謝の気持ちを忘れず、目標だけを見つめて邁進してみてください。
2他人と比較しない
他人と比較するとほとんどの場合、ネガティブな感情がわきおこってきます。「あの人の方が仕事ができる」「あの人の方が稼ぎがよい」「あの人の方が才能がある」などなど、他人と自分を比較して落ち込んだり、コンプレックスを感じ落ち込んでしまうことがあります。まず、人と比べることは、自分の幸せにはつながらないということに気づきましょう。
他人と比較して生まれる「嫉妬心」「劣等感」「罪悪感」などネガティブな感情で、自分のことが嫌いになってしまうこともあるかもしれません。また、「どうせ自分にはできない」「自分は変えられない」など気がつかないうちに努力しない自分を正当化してしまう危険性もあります。
他人を比べて嫉妬心をもちやすい人は、自分を受け入れられず、自己否定をする人多いともいわれています。他人と比較して、生ぬるい不幸に足を突っ込んでいないで、その気持ちをどうやって自分の成長のために使えるか考えてみましょう。
3自己肯定感をあげる
自己肯定感とは他人からどう評価されているかで、「自分の存在には価値がある」「自分自身に満足している」と自分自身を認め尊重できる感覚のことです。自己肯定感が高い人は自分のあり方に肯定的で物事を前向きに捉えることができます。反対に自己肯定感が低いと、失敗を恐れたり、「自分は劣っていて成功しない」と考えてしまう傾向にあり、チャレンジしようとする意欲も低くなりがちです。
自己肯定感を高めるためには、まず自己肯定感が低くなる原因を改善しましょう。「自分に自信がもてない」「周囲の目を気にしすぎる」「承認欲求が強い」などがあげられます。自信がもてるようになるには、どんな些細なことでもよいので、毎日良かったことや成果があがったことを振り返ってみましょう。「新しい業務にチャレンジした」「新しいアプリやアプリの機能を使ってみた」「新たな人とコミュニケーションをとった」などなど、その日のできごとを振り返り、頑張ったポイントを見つけて自分を褒めてあげましょう。急に意識を変えることは難しいかもしれませんが、毎日の小さな積み重ねが自信ととなり、その後の大きな成果に結びつくでしょう。
【発想の転換】
ネガティブな感情をポジティブに変えるには、発想の転換も役に立ちます。
「また失敗するかもしれない」→「失敗を次に生かそう」
「あの人と比べて自分は劣っている」→「あの人は自分とは違う。自分には自分にしかない良いところがある」
「うまくいかない」→「うまくいっていることもある」
外的要因でポジティブになれない場合
「人間関係が辛すぎて会社にいくのが嫌だ」「ノルマが異常に厳しすぎて仕事が辛い」「残業や休日出勤など労働時間が長すぎてライフワークバランスがとれない」など、周囲の環境により過度なストレスはポジティブに働けなくする要因の一つです。
ネガティブな気持ちになっている原因が周囲の環境にある場合は、思い切って環境を変えるのも手段の一つです。例えば他の職場や部署へ異動したり、転職して環境を一新することで仕事に対してポジティブな気持ちが取り戻せるかもしれません。
まとめ
今回はポジティブに働くための方法についてお話ししてきました。何事においても「ポジティブな思考こそ成功の鍵」と耳にすることも多いかと思います。未来志向で仕事の時間をより充実した時間にして、人生をより良くしてください。
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